木曜劇場 アライブ 第2話
- 2020.01.18
- アライブ

おはよう。
今日も、生きて朝を迎えられた。
と、がん患者は思うそうだ・・・。
このドラマ、2話目見るの、少し億劫だったんだ。
「ドクターX」は、みんな大門未知子に絶対直してもらえるって、安心して見ていられたけど。
病気の人、見るの辛いしね。
主人公の夫さん、不慮の事故で意識不明だし。
でも。
オンコロ先生(松下奈緒)が綺麗な儚げな声で「あなた 起きて」っていた時から、一気にその世界へ引き込まれた。
ロケ地も素敵。カメラアングルも、ぴったりな感じがする。色調も心にしっくりくる。それに、患者さんたちが何人も出てくるのに、自然。
音楽も好き。引き立ててる・・・。
他ドラマで、残念だったり残念以上にぶち壊しにかかってくる音楽、たまにあるよね。
「絶対零度」や「・・・パンダは笑う」と違い、場面や画面が切り替わっても、落ち着いて見ていられる。
記憶しているだけで、がんの患者さん四人出てきたけど。木村佳乃も入れたら五人か・・・。
コメディーのイメージしかなかった ふせえり には思わず泣いてしまった。
安定の高畑淳子、食えない感じがさすが!
木村佳乃、素晴らしかった。若い、乳がん患者を励ますシーン、ドラマ史に残る名シーンだと思う。佇まいと覚悟が美しかった。
寺脇康文はもちろん、若い患者役の女の子も良かった。さりげなく可愛く上手だった。手術台の上で「よろしくお願いします」・・・新鮮だった。ドラマではいつも、手術は患者さんが眠っている場面から始まるから。
この回の役者さんたち、役者冥利にに尽きるとは、こういうことをいうんじゃないかな。
そしてそのすべてを包み込む、主人公オンコロ先生のスカイブルーのような優しい美しさ。
自分は最愛の人を失いつつあるという、絶望と深い悲しみを抱えているというのに・・・。
こういう時って、私、次回が怖いんだ。
もっともっとって思う自分がいるから。
我がままになってしまうから・・・。
先入観なく、すーっとドラマの世界に入っていって、そこでもう一つの世界を味わい生きるというのが、私のドラマの見方であり歓びだから・・・。
木村佳乃と松下奈緒の関係が、このまま仲良く幸せな友達でいて・・・って、心底願ってる。
それもあって来週がこわい・・・塩辛とんぼ1号でした。
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